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俳句の創造へ 

陸のあゆみHistory & NOW

ニュース、イベント  (2024年)
2月号
■陸会員 朴 美代子氏、第六回口語俳句作品大賞受賞

第六回口語俳句作品大賞受賞作品

オモニ

朴 美代子
名古屋市在住・所属「主流」「陸」「菜の花」

 オモニ
「母故郷に帰ろう」日本海に散骨す
掴むものなくて己をつかむ蔦
風に老う鳥の目と合う花の昼
足の指反らしてさみし蝶の昼
言葉なんぞ目剌の頭噛み砕く
木の実独楽回りつくせば失語症
北風に頂きました永住権
菊ならばつめたいほどの白がいい
赤とんぼ風の泣く朝生まれたの
木の葉時雨紙一枚の本籍地
今日も過去折鶴の首かたく折る
         オモニ
折鶴の胸ふくらます母の忌
吸い飲みに水が半分秋に入る
夕顔の種をくれたる人も病む
生まれかわるならとんぼうとまる草がいい
頭痛はげし鯨が泣いているのです
死ぬときは朝顔白く咲く時間
鼻の骨つめたい生きているらしい
我が柩小窓閉じれば北風止む
泣きにゆく母の胸ほし匂ほし

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1月号
■第二十二回陸賞発表
第二十二回陸賞は加藤明虫氏に決定しました。

陸俳句会の沿革

俳句誌「陸」は、昭和48(西暦1973)年8月に田川飛旅子(1914-1999年)により創刊されました。平成11年4月、飛旅子逝去の後、同年11月、現主宰中村和弘に継承されました。
 田川飛旅子

■主な受賞歴
田川飛旅子(第10回現代俳句協会大賞1998年)
中村路子(第30回現代俳句協会賞1983年)  :受賞作品
村上雅子(第25回九州俳句賞1993年)    :受賞作品
中村和弘(第47回現代俳句協会賞1996年)  :受賞作品
大石雄鬼(第14回現代俳句協会新人賞1996年):受賞作品
瀬間陽子(第18回現代俳句協会新人賞2000年):受賞作品
山本千代子(現代俳句協会評論賞2004年)   :受賞評論
𠮷本宣子(のぶこ)(文學の森俳句賞(句集『木の春』)2014年)作品抄出
佐々木貴子(第5回芝不器男俳句新人賞 西村我尼吾奨励賞2018年):受賞作品


■陸俳句会の賞
受賞者リスト

■所属団体 現代俳句協会

陸誌関連 主宰予定
■中村主宰 句会来席予定
東京句会、よこはま句会
(コロナの影響等で通信句会になる場合もありますので、事前にご確認ください)

Youtube:「陸」チャンネル
YouTubeに、俳句誌「陸」チャンネルができました。
出演は中村和弘主宰、大石雄鬼ほか。

【1】俳句を読む(陸誌から)

第12回配信<陸2021年8月号 俳句を読む(3)>
をアップしました。

前回に続いて、陸2021年8月号の「陸・この20句」を
鑑賞しています。鑑賞句は、

初夏や地平線まで土黒し 小村寿子
囀りや聖の座る穴浅し  土岐詳恵
です。

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バックナンバー

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 第5回配信  第6回配信  第7回配信  第8回配信
 第9回配信  第10回配信  第11回配信   第12回配信
       

【2】中村和弘「句集を読む」

 ① 岡田一実句集『光聴』より      
       

【3】中村和弘 メッセージ
 
2021/04/03


現代俳句協会関連 予定