陸俳句会のホームページへようこそ。
主宰のことば
創刊より「俳句のなかに私という人間を生かす」ということが『陸』(りく)の理念である。この言葉は、もともとは人間探求派と呼称された加藤楸邨を源としているが、その底には、“人間いかに生くべきか”という自問が込められている。
これは今日の世においては愚問かもしれぬ。佳い作品さえ作っていれば、という風潮がある。それゆえ逆に尊いのである。
その私の思いはとにかく、「陸」での各々の個性、資質をのびのびと自由に、作品に結実できれば、というのが主宰として願うことである。明日に向って撃て、である。